ビスポークシャツの丁度良いバストのユトリとは?〜其の2

その1で書き忘れてました、、、。
パンツのベルトから裾が持ち上がってダブつく件∑(゚Д゚)うっ!!

シャツを構成している型紙は前後一枚づつですが、ユトリは前・後の他に身体の厚みの部分にもユトリを設定します。
この厚みのユトリが私の仕立てるシャツのこだわりです(^o^)/
何故か?
答えは、一番上に書いてあることを軽減する為です。
前回も述べましたが、バストのユトリの設定には気を使って型紙を引いております。
各部分に対して丁度いいユトリ(横の運動量をカバーするユトリ) 身体から離れすぎないユトリ(脇のシルエット、フィット感を出すユトリ)をビスポークシャツで設定する事がジャケットを脱いだ時に一番カッコいいシャツ姿になれると個人的には考えております。

写真1)青いシャツがビスポークシャツ
写真2)ストライプのシャツが既製シャツ
写真を見ても分かるように腕の上がる角度が全然違いますね!
一応、腕を上げたとき前脇に右斜めへ向けてシワが出るところまで腕を上げました。これ以上腕を上げるとパンツからシャツの裾が持ち上がってしまいます。

ビスポークシャツは、美しさもそうですが「動きやすさ」もしっかりと考えられて仕立てられております。