人数限定のセミナーへ

こんにちは、五月女です。

先月快晴のなか、Instagramフォロワー6万人以上いらっしゃるパタンナーの矢野先生のセミナー”ボディからみるパンツ・パターンの成り立ち(大雑把な表現ですが)に参加をしてきました。
矢野先生Instagramアカウント @yanyak5

ボディ提供されていたキイヤさんと一緒に開かれていました。女性の昔の体型から現代の体型へと変化していく中で、今回パンツに使用される最新版・下半身のボディの特徴は骨盤の傾きでした。(とにかく今回はボディの比較からなるパンツの出来上がりの変化を知りたかった。)
日本人女性のヒップは、どうしても欧米の方達に比べヒップの頂点の高さ下がっており、平面的なお尻が印象的でしたが、近年の女性体型の変化によりヒップ位置の高い(上がっている)人達も一定数増えてきてるようです。

最新版ボディの骨盤の傾きを紳士服的に言えば”出尻”のように仕上ってます。

色々な所をすご〜く・すご〜く端的に言うと最新版・ボディを使用してトワル(試作原型)を組む事で平面的なヒップの方でもお尻が上がってみえるパンツの型紙が出来てくるって事に合わせ、横から見た姿勢がS字を描くように仕上がるようです。先生はそれを“曲勢”と伝えてます。

“曲勢”に共感を得て思うことが、仕立て屋のアイロンワークも脚のシルエットを模して作り上げている、ただ真っ直ぐに落ちるパンツのシルエットよりも曲線を描くことでヒップの高さ、フクラハギの膨みにメリハリがつき、流れのある線は感覚的に美しく感じるものです。

続きは、その2へお願いします。

中澤愈 著 「衣服解剖学」から引用