ビスポークシャツの丁度良いバストのユトリとは?
いつも思う、なぜ?シャツの裾はパンツのベルトから引き上げられてダブつくんだ….と。(上等なシャツを着用した事が無いからかもしれない( ̄▽ ̄;) 鏡やウィンドに反射した自分の姿は、なんとも見苦しい。。。
なので、シャツを設計する際に一番神経を使ったのがユトリでした。
そう、なんてたって素材は「布帛」ですから!伸びないんですよ!!縮むんですよ(>_<) もうウールに慣れ親しむと布帛のことを「頑固者ぉ〜」と呼び捨てにしたくなる理由です。
特にシャツの型紙は、前見頃と後ろ身頃の2パーツが基本となり、前見頃の中心線は真っ直ぐに設計しなければならず、ジャケットのようにバストから上部で型紙に細工することは出来ず、背中の背中心の基軸となる主線にもカーブさせるような事も出来ません。
曲げることが大っ嫌いな正直な洋服がシャツなのですσ(^_^;)
だからだから、身体に丁度良い〜ユトリを探すのが難しい。
おすすめするユトリは少し大きめです。言葉で「大きめ」といっても受け取り方で様々だと思います。具体的に表すと、胸の前幅と背幅に対して腕付け根すぐ脇に若干ですが縦のシワ感が残る具合の方が腕をスムーズに動かせますし、両腕を挙げて胸を開いた際に窮屈や動かしづらいと感じられることも無くなるので個人差も有りますが丁度良いユトリをご提案しております。